下記のようなときに、耳の後ろが痛くなること、ありませんか?
- 首や肩がすごくこっているとき。
- 天気が悪くなる前。
- 気圧の変化が大きいとき、またはその前。
- 台風が来る前。
- 飛行機に乗っている時。
原因
耳の後ろの痛みの原因はさまざまですが、一般的な原因としては以下のようなものが考えられます
- 外傷や怪我: 耳の後ろに衝撃を受けたり、傷ついたりした場合、痛みが生じることがあります。例えば、打撲や打ち身、または耳に対する怪我が挙げられます。
- 耳の感染症: 中耳炎や外耳炎などの耳の感染症は、耳の後ろの痛みを引き起こすことがあります。これらの症状には耳の他の部分にも痛みや不快感が伴うことがあります。
- 筋肉痛: 頭部や首の筋肉の緊張や炎症が、耳の後ろの痛みを引き起こすことがあります。特にストレスや姿勢の悪さが原因となることがあります。
- 神経痛: 耳の後ろの神経が圧迫されることによって、痛みが生じることがあります。これはしばしば頭痛や顔面痛と共に現れることがあります。
- リンパ節の腫れ: 耳の後ろにあるリンパ節が腫れることによって、痛みや違和感が生じることがあります。これは通常、体内での感染や炎症の反応として現れます。
- その他の疾患: 耳の後ろの痛みは、他の病気や疾患の症状として現れることもあります。例えば、風邪やインフルエンザ、歯の問題、または頸椎の問題が挙げられます。
ここでは上記3,4とそれ以外について説明します。3,4以外に当てはまる場合は医療機関を受診してください。
1、肩こりや首のコリ
最も多いのが、肩や肩甲骨、首周辺の筋肉の硬直、いわゆる「コリ」です。
こりは実際にこっているところ以外にも痛みや違和感を飛ばします。
これは「関連痛」と言われますが、あまり感じていないところを押されたら耳の後ろが痛くなる場合があります。
2、気圧や天気に左右される場合
気象状況の場合は諦めるしかない、、そんなことはありません。
最近の発表によると根本的な原因は「内耳の血流の悪さ」によることがわかってきました。

内耳とは上記図の耳の奥のことをいいます。
この内耳の血流が悪かったら気圧や気象により、頭痛、耳鳴り、耳の奥の痛みなどが起きやすくなります。
予防体操
1、こりの場合
お体の状態により、体操の種類は変わりますが、ここでは首のストレッチをご紹介いたします。

図のように片手をお尻の下に敷き、反対の手で頭を押さえて首をゆっくり伸ばし、10秒ほど静止です。
図ではわかりにくいですが、首から肩の先まで伸びるポイントがありますので、真横に伸ばすのではなく、少し首を傾げながら肩の先まで伸びるポイントを探してください。
その見つけたポイントで10秒ほど静止してください。
座ったままでもできますので、お仕事の合間にやってみてください。
2、気圧や気候の場合
最近、テレビでも紹介されるようになりましたが、耳の外から刺激を与えてあげると、内耳の血流が改善されることが明らかになってきました。
そのための体操をご紹介いたします。
痛くなった時ではなく、事務作業をしながらでもできる体操ですのでスキマ時間にやってみてください。


当院では
ここでは肩や首のコリ、気圧、気象による内耳の血流対策を中心に述べましたが、それ以外に背骨の硬さ(可動域制限)等も複合して起こります。
当院では全身の状態を確認して、肩や首、耳周辺だけではなく、上半身を中心とした全身の筋肉、関節を柔らかく、動きやすくし、全身の血流を良くして症状を緩和いたします。
筋肉は柔らかくなっても、疲れやストレスが溜まるとまた硬くなってしまいます。
症状が出にくくするための「カラダメンテナンス」もお勧めいたします。
お悩みのあなた、お気軽にご相談ください。
症例報告
Fさん 30代 女性 会社員(営業職)

2週間に一度、体のメンテナンスで来られている方。
仕事が忙しく、残業や休日出勤も余儀なくされ、ストレスもピークに達しているよう。
後頭部のもやもや感、頭に膜が張っているような違和感に加え、耳の後ろの痛みを訴えていた。
数日前には頭痛も酷かったとのこと。
ヘッドスパのように頭の筋肉をリリースし、首、肩、肩甲骨周辺もしっかりと柔らかくした後、後頭部を暖める。
暖めている間にその他の全身をリリースし、再度上半身の筋肉、背骨から頚椎の可動域を改善。
結果的に耳の後ろの痛みはなくなり、心地よいだるさを残したまま、次の予約(メンテナンス日)を取られてお帰りになられた。