腰痛の種類
腰痛には大きく分けて三つに分けることができます。
●青信号腰痛(大丈夫な腰痛)
ぎっくり腰、一般的な腰痛:これらの腰痛は心配する病気ではない腰痛です。
ほとんどの腰痛はこれに該当し、数日から数週間、長くても3ヶ月以内に改善します。
「ぎっくり腰」も含まれているため、「こんなに痛いのに大丈夫なの?」と思われるかもしれません。
確かに、激しい痛みは辛いですが、適切な対処をすれば改善します。
ぎっくり腰になった時の対処法もご案内していますので、ご安心ください。
●黄信号腰痛(慢性腰痛)
精神的ストレスが大きい。
過去のぎっくり腰のトラウマから、腰痛にならないように過度に気を遣ったり、コルセットを常に着用している方は、黄信号に該当します。
当院では、このような不安やストレスにも寄り添い、根本的な改善を目指します。
●赤信号腰痛(骨折や重篤な病気が関連している)
ごく稀、コンマ数%ですが、これらに該当する方がいらっしゃいます。
私はこれまで3万人以上の方々の施術をさせて頂きましたが、赤信号に該当した方は二人でいずれも高齢者でした。
お二方ともカウンセリングの段階でおかしいと思い、施術はせずに医療機関への診察を勧めました。
ほとんどの腰痛が青、黄信号ですので過度に心配をされないでください。
危険な腰痛については下記をご参照ください。
上記文章(NPO法人いたみ医学研究情報センター参照)
●青信号、●黄信号腰痛のあなたへ
慢性的で辛い腰痛のあなた、どこに行っても楽にならないあなたのために、まずはこれまで「言い伝え」のように言われてきた間違った腰痛の原因や解釈について説明します。
安心材料になれば幸いです。
間違った腰痛の解釈
- 重いものを持ったから、赤ちゃんを抱っこしたから腰が痛くなった。
- 姿勢が悪いから腰が痛くなる。
- 病院でヘルニアと言われたから。
- 骨盤が歪んでいるから。
- 年だから腰が痛くなる。
これらのエビデンスはなく、特にヘルニア=腰痛という考え方を否定する研究結果が相次いております。
そしてMRIによりヘルニアがあったとしても時間と共に自然と縮小、消失することが明らかになりました。
しかもヘルニアが縮小、消失して症状が軽快した患者さんの時間経過を調べてみると、ヘルニアが縮小、消失する以前に症状がよくなっていました。
つまりヘルニアがあっても腰痛はなくなるのです。
腰痛のナゼとナゾ 治らないを考える
菊池臣一福島県立医科大学理事長兼学長 著より
間違った腰痛時の対処法
コルセット

コルセット、ギプスジャケットが急性腰痛や坐骨神経痛に有効だというエビデンスはなく、脊椎のこわばり、筋肉の衰弱、ギプスによるただれ、呼吸器系の合併症を誘発することがあります。
ギプスジャケットで腰を固定しても急性腰痛や坐骨神経数には無効で、リスク(危険性)がベネフィット(有益性)を上回るから勧めないということです。
コルセットやサポートベルトも無効だというエビデンスがあるのですから、当然といえば当然でしょう。
安静にして寝る
腰痛や坐骨神経痛に対して牽引を用いた安静臥床は無効だというエビデンスがあり、特に安静臥床には関節のこわばり、筋肉の衰弱、骨密度の低下、床ずれ、血栓塞栓症といった合併症を引き起こす危険性があります。
腰痛や坐骨神経痛だからといって安静に寝ていると、回復が遅れるばかりでなくさらに悪化する可能性もあります。
当院では

腰痛やぎっくり腰のほとんどは筋肉の硬直や、黄信号のような精神的ストレスなど外的要因によるものがほとんどです。
痛みのひどい方は心の負担にならない程度から少しずつ筋肉を緩め、できる範囲内で動かします。
その程度により、すぐに痛みがなくなる方もいらっしゃいますし、数回ご来院いただき、徐々に痛みがなくなる方もいらっしゃいます。
ただご安心下さい。必ず痛みはなくなります。
特に「自分は腰が弱い」「自分は腰痛持ちだ」とまるで持病のように思い込まれているあなた!
諦めずにご連絡下さい。
新丸子駅徒歩3分、武蔵小杉駅徒歩10分
