こんな症状のあなたへ

鵞足炎

鵞足炎

鵞足炎(がそく)とは?

鵞足とは

鵞足炎

鵞足とは、膝の内側のすねの骨(脛骨)に付着する3つの筋肉の腱が集まる部分です。

  • 縫工筋(ほうこうきん)
  • 薄筋(はくきん)
  • 半腱様筋(はんけんようきん)

この3つの腱が集まった形がガチョウの足(=鵞足)に似ていることから「鵞足」と呼ばれています。

鵞足炎は下記のような理由でこの鵞足の部分が炎症を起こすことです。

鵞足炎の主な症状

  • 膝の内側(お皿の下あたり)が痛む
  • 階段の昇り降りで痛みが強くなる
  • 走ると痛むが、休むと痛みが和らぐ
  • 押すとピンポイントで痛みを感じる
  • 胡座をかいたら痛い

鵞足炎の主な原因

  • 膝の使いすぎ(ランニング、ジャンプ、階段の昇り降りなど)
  • 姿勢や歩き方のクセ(O脚、膝が内側に入る動作)
  • 筋肉の硬さ(太ももの内側や股関節周辺の柔軟性不足)
  • 筋力バランスの崩れ(特にお尻や太ももの筋力低下)

鵞足炎の対策と予防

1、痛みがひどい場合

安静・負担の軽減

まずは痛みが強い場合、膝の負担を減らし、無理な運動は控え、炎症を抑えるために患部を冷やしてください。

2、ひどい痛みが引いてきたら(対策と予防)

ストレッチ

太もも、股関節、ふくらはぎの柔軟性を高めるストレッチを継続することが効果的です。

筋力アップ

特にお尻や太ももの筋肉を鍛えることで膝の負担を減らし、再発防止につながります。

姿勢・歩き方の改善

O脚や内股歩きなど、膝に偏った負担がかからない姿勢・歩き方に整えることも大切です。

当院では施術のみならず、ストレッチの方法、筋力をつける方法、姿勢や歩き方の改善も行なっております。
あなたの体の状態、可動範囲などから適切な運動をお教えできますので、ご相談ください。

まとめ(当院では)

鵞足炎は膝の内側の痛みの代表的な疾患で、放置すると慢性化しやすい特徴があります。
日常生活や運動を快適に続けるためにも、早めのケアがおすすめです。

もし、「鵞足炎かも…」と感じた場合は、当院へお越しください。

当院では痛みの状態を確認し、ひどい場合は患部はアイシングしながら上記で説明した鵞足が繋がっている3つの筋肉とその周辺のみならず、下半身全体の筋肉の緊張を取り除きます。

それだけでも大きな痛みは軽減されるはずです。

その後は痛みを軽減するストレッチや予防のための筋トレ、姿勢や歩き方の改善などトータルでケアさせていただきます。

痛いのを我慢しすぎたらなかなか改善が遅れたり慢性化する可能性があります。

我慢せずご相談ください。お待ちしております。

症例報告(Nさん 女性 20代 公務員)

ダンス

症状

忙しい仕事の合間を縫って、趣味でダンスをやっている。
発表会が近づき、休みの日は長時間練習を行っていたところ、ひざの痛みが出てきて、特に胡座をかいたり、腰を回したら激痛が走るためご来院。

検査

胡座をかいたり、脚を斜めに上げたり、上半身と下半身を逆方向に動かすダンスの動きで鵞足の部分一点のみ痛みあり。

施術及び経過

1回目

若干熱を持ち、腫れていたので、鵞足はアイシングを行う。

アイシングしながら下半身の筋肉のリリースと、痛みと本番まで治したい焦りの緊張で上半身の力が抜けず硬直していたので、上半身もリリース。

1回目は若干痛みは緩和されたものの、まだダンスをしたら痛みあり。

自宅で患部をアイシングし、痛み止めを飲んで、あえて1週間だけ練習を行わず、イメージトレーニングとストレッチのみを行うよう申し上げ、1週間後再来院を勧めた。

2回目

鵞足の痛みはかなり軽減される。

熱と腫れは引いたので、少しずつ下半身の筋肉のモビリゼーションを行いながらリリース。
上半身も緊張が取れてきたので、同様にリリース。

施術後はある一定の動き以外は痛みが引いてきたので、少しずつ練習再開するように申し上げ、1週間後の再来院を勧めた。

3回目

本番まであと2週間半。
この間、痛みはほぼなくなり、本格的な最終練習を行うために、実際に踊ってもらって全身の動きをチェック。
鵞足の痛みのため、制限をかけてきた動きがあるため、動きに支障がある点を指摘してもらい、動きやすいようにリリース。

次回は本番前々日のご来院を勧める。

4回目

鵞足の痛みは消失し、ダンスで動きにくい動きや伸ばしにくい点を確認し、本番に向けた最終調整を行う。

呼吸法もお教えし、舞台を思い切り楽しんでね!と申し上げ、送り出しました。

その後、、

その後は仕事による疲れやダンスの動きで動きにくい点が出てきたときに来れるときに連絡をいただき、不定期でご来院。

今も仕事とダンスに打ち込んで、楽しく暮らしていらっしゃいます。

ジャンルは全く違いますが、私自身も踊っています。踊るというか、舞うというか、雅楽で舞をやってますので、踊る動きと筋肉の動きを同時に見ることはできます。(自分自身は同様の動きはできませんが、、😅)
踊りだけでなく、動きという点ではスポーツをされている方も同様です。

ダンスのみならず、武道やスポーツで特定の動きがきつい方、違和感がある方はご相談ください。


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ちかお整体院

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